あなたのダイエットが進まない理由。「噛めない姿勢」が代謝と睡眠を妨害していた

1. 衝撃の事実！「よく噛む」だけで消費カロリーが勝手に増える

食事をした後、体がポカポカと温かくなるのを感じたことはありませんか？
これは、栄養素が分解され、熱として消費される「食事誘発性熱産生（DIT）」という生理現象です。
通常、摂取カロリーの約10％がこのDITで消費されます。

そして、ここが重要です。

同じものを食べていても、早食いの人は、この「勝手に消費されるカロリー」の恩恵を受けられず、損をしていることになります。

2. その猫背が「消化不良のデブ体質」を作っている

次に「姿勢」と「消化」の関係です。
食事中、背中を丸めて食べていませんか？

猫背の前屈み姿勢は、物理的に胃や腸を圧迫します。
まるで、水の流れるホースを足で踏んづけているような状態です。

圧迫された内臓は血流が悪くなり、消化活動（蠕動運動）が鈍くなります。
その結果、食べたものがスムーズに消化・吸収されず、代謝が低下。
さらに、腸内に未消化物が留まることで腸内環境が悪化し、「太りやすく痩せにくい体質」が作られてしまうのです。

3. 噛まないと眠れない！？咀嚼が睡眠ホルモンを作る意外なメカニズム

「しっかり噛む」ことのメリットはダイエットだけではありません。
実は、睡眠の質にも深く関わっています。

一定のリズムで噛む運動（咀嚼）は、脳内で「セロトニン」という神経伝達物質の分泌を促します。
セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、精神を安定させる働きがあります。

そして、ここからが体の面白い仕組みです。

つまり、日中の「咀嚼不足」は、夜の「睡眠ホルモン不足」に直結します。
「寝付きが悪い」「眠りが浅い」と感じている方は、睡眠不足によって食欲ホルモンが増え、さらに太りやすくなっている可能性もあります。

4. 意志では直せない。「自然と噛める姿勢」を整体で作る

ここまで読んで、「じゃあ明日から姿勢を正して、30回噛もう！」と思った方もいるかもしれません。
しかし、長年の癖を意志の力だけで直すのは至難の業です。

特に、頭が前に出ている「ストレートネック」気味の方は、構造的に顎の位置がずれ、口が開きにくく、噛みにくい状態になっています。
噛みにくいから、無意識に流し込んでしまう「早食い」になるのです。

根本的な解決には、「努力しなくても自然と良い姿勢が取れ、顎がスムーズに動く体」を作ることが先決です。

もちづき整骨院では、ダイエットを目的とされる方に対しても、骨盤や背骨の歪みを整え、内臓の圧迫を解放するアプローチを行います。

食事制限という「引き算」の前に、体の機能を取り戻すという「足し算」をしてみませんか？
それが、リバウンドしない健康的な体への最短ルートです。